モクレン 3月20日


3月20日。16日木曜日には、まだ蕾だったのにもう終わりかけている。3日みないだけなのに、脚の早い花だ。どおりで毎年見落としていたはずだ。今朝はメジロが近くの木で遊んでいて何枚か撮れた。今日のうぐいすは少し若いのか先週聞いていたのよりへたくそだった。「はくれんの匂いはつかにうぐいすや」

大野晋さんの「日本語をさかのぼる」は語源よりは、語彙の意味・用法の移り変わりを調べる。その先に古代人の世界観を類推し、引き戻して日本人の考え方の特徴をみようとする。
源氏物語までは「ワロシ」はもっぱらみっともないの意だった。善悪の悪は「アシ」と言っていたのだ。それが悪と言う意味の「ワルイ」に変わったのは、徒然草の頃だとのこと。もともと不恰好なと言う語彙が、良くないことの意を兼ねるようになり「アシ」を駆逐したとする。これは日本人の「悪」の定義が善悪よりは、体裁の良くないことにその理解が偏っていることを示すのではないかと言う。
ちなみに、千曲川旅情の歌に「麦の色ははつかに青し」とある「はつか」は、普通わづかと解される。しかし、事の片端ちらっと見えることが原義とする。「初」から来ているのである。

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