キリンソウ


6月15日、池田山公園にて。毎年見ているのに名前がどうしても分からなかった。小さいけれど凛とした姿が良い。「足音を涼やかに聞くキリンソウ」

ドナルド・キーンさん「果てしなく美しい日本」
第一部は、1958年日本に滞在して3年の見聞から日本人と日本社会とをアメリカの読者に向けて書いた「生きている日本」。日本人の信仰についての記事は大方の日本人より良く分かって書いている。日本の社会は本書に書かれている多くのことについて外見には変わったこともあるが、本質においてあまり変わっていないことに気付かされる。
そのころは、司馬遼太郎さんらと知己を得ていなかったに違いない。司馬さんが「ニューヨーク散歩の中」で、1992年のキーンさんの退官記念の講演会のことを書いている。そしてキーンさんの日本学の来し方を暖かく紹介している。太平洋戦争開戦当時、キーンさんは大学で角田教授から「日本思想誌」を学んでいたと言う。角田教授、日本学の先覚は日本ではほとんど知られることがなかった方だそうだ。キーンさんは角田教授の薫陶よろしく、日本に住まい、本書を書いた。

広告