ツルボ


9月22日自然教育園にて。もう少し色の薄いのが多い。藤色は陽に良く映える。

「スポーツ栄養学」
炭水化物ローディング。持久性運動のパフォーマンスを制限している要因を探る研究手段であった。食事中の炭水化物、筋の貯蔵エネルギー、持久性能力の関係をつきとめるためのもの。疲労困憊の運動後数日間高炭水化物食を摂ると、通常の運動前レベル以上の筋グリコーゲンの再充填が起こる。炭水化物を制限する期間を設けてから高炭水化物食を摂ると過補償が強められた。1~118%の運動時続時間の延長が認められた。但し、その効果は被験者により非常に多様である。30km走では平均で6%の走行時間が短縮された。レース前半のペースにはあまり影響はないが後半のペースの低下が小さい。炭水化物ローディングによって心筋と筋のグリコーゲンレベルは2~3倍になる。
炭水化物ローディングが有害である可能性があるとする報告がある。概してあまり根拠はなさそうだが、糖尿病のランナーだけはリスクがある。
低炭水化物期に炭水化物を制限するには注意が必要。生命維持に必要な炭水化物の摂取は維持しないといけない。脳へのエネルギー供給だけで1日50gが必要。あまりにも炭水化物を制限すると脂肪の代謝に全面的に依存するようになり、高ケトン体血症になりやすくなる。
炭水化物ローディングによる成績の改善は良くトレーニングされたマラソンランナーではあまり大きくない。
炭水化物ローディングの失敗の原因は、栄養についての知識不足が多い。低炭水化物期に炭水化物の摂取を抑えるのは容易だが、高炭水化物期に通常食より40%以上炭水化物の摂取を増やすことができたのは少数だった。単にたらふく食べるだけでは、炭水化物が多くならない。
6日間の炭水化物ローディングによる筋グリコーゲンの貯蔵レベル。この期間走行距離を減らしている。a)6日間通常食(1日350g摂取)、b)3日間通常食その後3日間高炭水化物食(1日550g摂取)、c)3日間低炭水化物食(1日100g)その後3日間高炭水化物食、での比較。a)でも通常より筋グリコーゲンのレベルは高まっている。b)、c)はa)よりかなり大きく上昇する。b)c)の差はほとんどない。なお、この時はハーフマラソンの成績を比較しているが、a)b)c)でほとんど差は認められない。

広告