朝食をやめて健康になる (知恵の森文庫)
クリエーター情報なし
光文社

朝食を食べないといけない「常識」を証明する実験を批判している。良くあるのは、普段朝食を摂っている人の朝食を止めさせて、朝食を摂り続ける人と比較する実験だ。これは実験計画法として誤っている。
そう言えば、健康番組にはこの手の似非実験が多い。注意して見ないといけない例の一つだ。

後半は健康づくりの知恵。生野菜食、ビタミンC、皮膚を通した代謝、背骨のゆがみが内臓の病気を招く、などなど。
ガンにならない身体を作るでは、体内の一酸化炭素と活性酸素がガンの原因と言う。最近は活性酸素はどこでも聞く話だが、一酸化炭素は初めて聞く話。これは酸素不足が原因だから活性酸素とは逆の関係になる。もう少しちゃんと書かれたものを読まないと分からない。

風本真吾さん「朝だけダイエット」
朝食を抜いて、昼・夜は変えないダイエット方法。夕食よりも朝食のカロリーを減らす方が無理がないのでカロリー制限が容易だし、朝を抜くと昼食までは脂肪をエネルギー源にするしかないので効率的に体脂肪を減らせると言う。「朝食をやめて健康になる」とは似て非なる理論。クワ茶を勧めているが、理由は炭水化物の消化吸収を弱めるため。下剤のような役割をさせるようだ。「健康になる」方は柿の葉茶を勧めている。これはビタミン補給と血液の酸・アルカリバランスを取るのが目的。
朝食を抜くと体重を標準に近づけることができるので、肥満の人にはダイエットできて良いのかもしれない。しかし女性相手に書いている本のようなので、既にやせすぎの女性がこの本にあることにトライしても効果は薄いか逆効果だろう。

クロムを摂取すると、、、コエンザイムQ10が、、、クエン酸が、、、セルライトを取るには、、、成長ホルモンが、、、ゲルマニウムが、、、などなど、あるある大辞典並みの怪しい解説も次々に登場。簡単ダイエットを標榜したい出版社の思惑も見え隠れしてお勧めできない本になってしまっている。

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朝食をやめて健康になる