久司道夫のマクロビオティック 入門編 (Kushi macro series)
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東洋経済新報社

マクロビオティックは古代ギリシャの哲学者・医学者が使っていた言葉。宇宙や自然のあり方に適応した生き方をマクロバイオスと呼んでいて、そのための生活術がマクロビオティック。生活の基本は環境と食物。転地療法が 環境の例。伝統食の良さを取り戻すことがマクロビオティック。現代食のすぐに改善すべき問題点は4つ。タンパク質は動物性ではなく植物性を中心にし摂りすぎない。脂肪分を少なく、植物から。単糖類・二糖類をさけ、多糖類を摂る。牛乳や乳製品は避ける。
マクロビオティックの標準食は重量比で、全粒穀物40~60%、5~10%がスープ、20~30%が野菜、残りの5~10%が豆類や海藻類。

長い間にわたり、人は主に穀類からタンパク質を摂ってきた。精製する前の穀類には大量のタンパク質が含まれている。精白するようになってタンパク質が不足するため、肉や卵で補うようになった。それは不自然なことだ。
本来、脂肪は脂肪として摂る必要はあまりない。炭水化物やタンパク質などを余分に摂ると脂肪に変えて蓄えられるから。飽和脂肪酸は摂りすぎると血管を硬くし、心臓病や脳梗塞の原因を作る。余分に摂った脂肪は皮膚の外に押し出されて肌の美しさを損ねることにもなる。穀物をまるごと食べていれば、必要な脂肪分も自然に摂る事ができる。
単糖類・二糖類はすぐに血糖値を上げるので気分も高揚する。しかし、インシュリンが出て血糖値を速やかに下げることで気分も急速に落ち込んでしまう。このような血糖値の急激な上がり下がりは不快だが、気分の高揚を求めて習慣になりやすい。このような習慣は低血糖症や糖尿病の原因となる。多糖類の麦飴、米飴、精製していない黒糖などで甘味を摂るのが良い。
牛乳はカルシウムやタンパク質、脂肪が豊富だが、人にとっては利用しにくい。タンパク質や脂肪は粒が大きすぎて吸収しにくいうえ、吸収されても人の体では利用できない。体外に出そうとするため、皮膚から出れば発疹やアトピーの原因になる。呼吸器から出そうとすれば喘息の原因になる。カルシウムは海藻から摂るのが良い。この方が人が使える形でカルシウムを含んでいる。

 

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マクロビオティック入門編