100歳まで元気に生きる!
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時の試練に耐えた文化があり、100歳まで健康でいられる社会がある。長寿の秘訣は最近の医学の進歩によりかなりの部分が解明されている。誰でもより長く生きて、最後のときまで活動的で、生産的で、明晰な頭でいられることを明らかにしている。食事と運動と社会的つながりにその秘訣がある。強い社会的つながりは精神の健康だけでなく肉体にも大きな違いを生む。孤独はタバコより早く人を殺す。

長寿として有名な、アブハズ、ヴィルカバンバ、フンザ。食事は似かよっている。炭水化物からカロリーを摂取する割合:65%、74%、73%。脂肪からカロリーを摂取する割合:20%、15%、17%。タンパク質からカロリーを摂取する割合:15%、11%、10%。成人男性の1日のカロリー摂取量:1900kcal、1800、1900。食事における植物の割合:90%、99%、99%。動物の割合:10%、1%、1%。塩分摂取量:少ない。砂糖摂取、加工食品摂取、肥満発生率:0。

沖縄での30年に及ぶ長寿者(百寿者)の研究。年齢の正しさが証明されている中では世界で最も長寿で健康な高齢者のいる場所であることが科学的に証明された。「オキナワ式食生活革命-沖縄プログラム」(飛鳥新社刊)に紹介されている。心疾患はごく少なく、脳卒中、ガンの発生率は世界のどの地域よりも低い。骨粗鬆症も少ない。死の1、2年前までとても健康で元気で、人の助けを借りずに生活でき、肉体労働をこなしている。食生活は他の長寿者地域と同様である。総摂取カロリーが少ない、全粒穀物や野菜・果物から炭水化物を取っている、自然食品を食べている、地元で育った旬の食材で新鮮な食事を摂っている、摂取する脂肪量はかなり少ない、種や木の実・魚など自然の食材から脂肪を得ている、タンパク質は豆や、全粒穀物、種や木の実などの植物から得ている。
ワシントン大学の指導で栄養価が高く低カロリーの食生活を3年から15年実践したカロリー制限ソサイエティ参加者は、心臓発作、卒中、糖尿病で死ぬ可能性が非常に少なくなった。同様の食事は見た目の若さと細身の身体を保たせ、頭の働きを活発にする。加齢の悪影響を減ずる。
戦後の沖縄では欧米化した食事のため健康上の問題に直面している。沖縄の若者の肥満者の割合は日本で最高のレベルにあり、心疾患、血管疾患、早死にの危険度は最も高い。

肉体の衰えは加齢によるのではなく、使わない時間が長くなることからくる。動かずにいると骨や筋肉や器官が衰える。激しい運動は危険だと最近まで専門家に信じられていた。ペンシルバニア大とハーヴァード大卒業生5万人以上の運動習慣を調べた40年にわたる調査の結果、カロリー消費が大きいほど死亡率が落ちることが明らかになった。どのタイミングでも運動を始めさえすれば元気な高齢者になれる。どんな種類の運動でも恩恵がある。ジョギングなどの有酸素運動は心臓や肺、脳の病気の予防に有効。筋力トレーニングは骨密度や筋力を高めるだけでなく全身のバランスや健康状態を改善する。糖尿病は劇的に改善する。運動は健康に良いが、それは良い食事を摂っていることが前提になるので要注意。

脳の健康を保つ。アメリカでは85歳以上の半分が何らかの認知症にかかっているなど、先進国では高齢者に知的衰退は避けられないと信じられている。対照的に、アブハズ、ヴィルカバンバ、フンザ、沖縄の高齢者では認知症は極めてまれだ。運動をすればするほど脳の健康を保つことができることが証明されている。記憶力、学習能力、注意力、並列処理力、意志決定のいずれもが向上する。運動によって脳へ供給される酸素が増え、毛細血管が成長し、神経伝達物質を増加させる。正しい食事も重要。抗酸化物質を含む植物性食品は免疫機能を高め、感染症やがんの危険を減らし、フリーラジカルによる脳の損傷を予防する。有毒なアミノ酸であるホモシステインのレベルを低く保つ必要もある。タンパク質の代謝異常で作られる。ホモシステインのレベルは肉食で高くなり、葉物野菜や全粒穀物、豆類、果物を中心に食べる人では低くなる。前者では認知症にかかる割合が後者の3倍近くになる。

愛は寿命をのばす。ディーン・オーニッシュ医師「愛や人間関係は病気の罹患率や早死に大きな影響力を持つ。食習慣、喫煙、運動、ストレス、遺伝、薬、手術、そのどれをとってもこれほど大きな影響を与える要因はない」

有害な人間関係がある。壊れた心はそれでもまだ生きている。傷ついた心の中に強さを見つけ、より深い知恵や創造力、思いやりを持って立ち上がることだ。アーネストヘミングウェイ「世界はあらゆる人間を壊し、多くの人はその後、壊れたところが強くなった」。

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